自分史制作 officeSAYA 



 

officeSAYA

 

所在地◆ 千葉・船橋市

事業内容◆ 自分史、雑誌、小冊子などの企画・編集・制作

スタッフ◆ 主に編集に携わる長谷川智昭、主に取材・執筆に携わる小出広子の2名、自宅を事務所に夫婦でスタート

 

長谷川智昭/出版社でJR系会員誌『ジパング倶楽部』編集長を15年勤めた後に独立。

 

小出広子/JTBや交通新聞社などの旅行雑誌、集英社などの女性誌等で長年に渡るインタビュー、執筆を続けてきた。

 

 

 

 

officeSAYA自分史の特徴

特徴は以下の点です。

 

・インタビュー/取材/執筆25年の実績


・手作りの和装本での仕上げ

・自宅を事務所にしているなどの理由から、他社と比較し低価格

 

和綴じ製本はオンデマンド印刷等と比較して、手作りの分、料金が高くなりがちです。

officeSAYAでは以下のような工夫で価格をおさえます。

 本の大きさ=A5判(ヨコ148ミリ×タテ210ミリ)に限定

 表紙の布、和紙=こちらで用意した5種類からの選択に限定 

活動のきっかけ

亡き母と祖母からの宿題

 

  私が大学1年生の秋に、母は脳腫瘍で亡くなりました。享年46。あまりに突然のことで後悔ばかりの日々を過ごしました。父も母の死をなかなか受け入れられなかったのでしょう。父の前で「おかあちゃんは」と母のことを話そうとすると、父は話題を避けるのです。辛すぎて話せない。そんな拒絶だったと思います。結局、父は、母親の思い出を娘に話すことなく、亡くなりました。
  私は母の生きた証を集めたくて、母のきょうだい、親友の方々に「何か母の思い出がありましたら、お手紙ください」と、今思えば不躾な手紙を出したりしました。「文章を書くのは難しいから話を聞きにおいで」と言ってくれた叔父。「ごめん、悲しすぎてまだ書けない」と言った叔母、でも何通かの手紙が届き、私の知らなかった母を知ることもできたのでした。

 その手紙は私の宝物ですが、 母に対しては悔いばかりが残ります。

 

  私が結婚して子供を産み、その子を抱っこしてくれてから半年後に祖母が亡くなりました。祖母とは何度か二人で旅行をし、そのときの会話を旅行記に残していました。また、祖母は家計簿にひと言日記をつけていましたので、日記の中に一番たくさん出て来る言葉をタイトルにして、遺稿集『有り難いことだ』という小冊子を作りました。これは親戚一同も喜んでくれ、少しだけおばあちゃん孝行ができたかなと思ったものです。

 

  一緒に旅行をしたとき、「女学生の頃は何の勉強が好きだった?」「どうしておじいちゃんと結婚したの?」「養蚕農家のお嫁さんて大変だったでしょう?」「大家族の食事、おかずはどんなものを作ってたの?」と興味本意の私の質問に、「そんなことが面白いのかねえ」「しゃべってるとだんだん思い出してくるね」と楽しそうに応えてくれた祖母。

 

 「こうして話してみると、いろいろなことがあったね。長生きもしてみるものだ」。そう話していました。祖母にとっても、少しだけ人生を振り返ることができた貴重な時間になったことでしょう。

 

 『有り難いことだ』の冊子が子どもである伯父、叔母にとっても、孫である私たち世代にも、またひ孫世代にも祖母の体験を、想いを伝え、残してくれています。

 

 思い出を語り、振り返ることは、自分の人生をもう一度見つめ直す機会になると思います。そして、子や孫、ひ孫の世代へは、そのお話が未来への生き方のヒントになるはずです。

 

 だからこそ今、あなたの「私物語」をおしゃれな和装本にして残しておきませんか。